■負担重量とは

負担重量とはレース中馬が負担する重量です。昔は斤(きん)という単位だった事から斤量(きんりょう)とも言われます。

仮に負担重量が55kgだったとしましょう。この場合は、「騎手の体重(服装含む)」+「鞍等の装具」の合計が55kgという事でになります。装具と体重の重量を足しても55kgに満たない場合は鉛などを装着して調整します。
そして、定められた重量を満たしているかを確認する為にレース前の「前検量」、レース後の「後検量」で確認します。

この負担重量は、同じレースに出走する馬なのに馬ごとに違います。
ではこの負担重量はどのように決められるのでしょうか?

負担重量の決め方はレースによって、いくつかの方法があります。どのような方法があるか見ていきましょう。

●負担重量の決定方法

【馬齢重量】
2歳馬のみ、3歳馬のみのレースで馬の能力差を問わず、年齢と性別のみで負担重量を決定する方法です。
具体的には以下のようになります

●2歳(1月〜9月)
牡・せん馬 54kg
牝馬 54kg

●2歳(10月〜12月)
牡・せん馬 55kg
牝馬 54kg

●3歳(1月〜9月)
牡・せん馬 56kg
牝馬 54kg

●3歳(10月〜12月)
牡・せん馬 57kg
牝馬 55kg

尚、南半球産の馬は牝馬の発情期の違いから北半球産馬より半年分若い為、更に調整がされる事になります。


【別定重量戦】
レース毎に負担重量の基準値があり、その基準値を基に収得賞金や総獲得賞金、勝利度数によって負担重量の増減が行われるレースです(どの基準で増減させるかはレース毎に違います)。


【定量戦】
別定重量戦のうち、年齢と性別だけを基準とするレースです。馬齢重量戦と似ていますがこれとは別の基準値がレース毎に設けられます。


【ハンデキャップ戦】
全出走馬に勝つチャンスを与える為、ハンデキャップ作成委員が馬の実力を判定して、その実力差が無くなるように負担重量を設定するレースです。
ゴール前で横一線になるように調整されている為、非常に予想が難しいレースになります。


●負担重量の影響

色々な説があり、負担重量が体重の12%までは速力に影響が無いと言われたり、56kg(古馬)までは速力に影響が無いと言われています。
これは50kgでも56kgでもMaxスピードに差がほとんど出ない事を意味し、この重量以下であれば短距離戦での「負担重量による影響」が余り無いと言う意味です。逆に距離が伸びれば伸びるほど影響度合いが大きくなるとも言えます。
※説によっては58kgが影響の出てくるラインとも言われています。

尚、俗に負担重量が1kgで1馬身分の差が出ると言われたりもしますが、これに関してもある程度の目安であって特に明確な根拠は無いでしょう。60Kgに1kg増の場合と、55Kgに1kg増の場合は、前者の場合の方がが明らかに影響度合いが高いです。

上記のような影響が出てくるラインは目安としては使えますが、結局は馬ごとによって違いますのでそこそこ目安にしつつも過去にその重量を経験しているか?していた場合レース内容はどうだったか(タイム、距離等)などを参考に判断する事になります。


●減量騎手

騎手免許を取得したばかりの騎手はベテラン騎手と比べると一般的に技術が未熟です。
この技術差を少しでも埋める為に1年目、2年目、3年目の騎手には負担重量の減量特典が受けられ、この特典を受けている騎手の事を減量騎手と言います。

基本的には1年目が(-3kg)2年目が(-2kg)3年目が(-1kg)ですが一定数の勝利を収めると年数に関係なく特典が減少します。
具体的には31勝すると(-2kg)51勝すると(-1kg)101勝以上で特典無しとなります。

尚この特典は、特別競走や重賞競走、ハンデキャップ戦には適用されません。


競馬予想 TOPへ戻る